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原位置微生物を使用した最終処分場安定化促進技術(特許出願)

バイオレメディエーションによる「汚染土壌」浄化促進法

環境浄化の方法として、汚染された土壌、汚泥、及び地下水を無害化物に分解するバイオレメディエーション(生物による環境修復)は、現在、重要な役割を補っています。
バイオレメディエーションは、大きく分けてバイオスティミュレーション (Biostimulation)と、バイオオーグメンテーション (Bioaugmentation)に分けられます。

○ バイオスティミュレーション

汚染場所の土壌微生物に外部から栄養源を与えることで、微生物の働きを活性化させ、浄化作用を促す方法です。
課題:汚染物質を分解する土着微生物に栄養源を供給されるだけで、地盤の浄化を効果的に行うとは限りません。

○ バイオオーグメンテーション

対象汚染物質の分解に効果を発揮することがあらかじめ確認されている活性外来微生物(バイオ製剤)を汚染場所に投入して、酸素や水などの栄養源を与えて活性化させ積極的に浄化を促す方法です。
代表的なバイオ製剤としてアメリカの油汚染土壌に多用されている「オッペンハイマー・フォーミラー」があります。
課題:使用する微生物が土着の微生物でないため、油汚染の浄化は促進するが、使用中、使用後において土着微生物の生態系を侵す可能性がある。

環テックス株式会社は、現在行われているバイオレメディエーションの課題を克服する方法として「バイオスティミュレーションPLUS」を提案いたします。

バイオスティミュレーションPLUS

バイオスティミュレーションPLUS油汚染土壌は、微生物により分解浄化することが可能です。
この性質を利用し、地盤に入り込んだ低濃度(5000ppm程度)の油汚染土壌に高濃度酸素水と油汚染の浄化能力がある土着微生物(汚染現場に古くから存在している微生物)を抽出し、これを地上で大量に培養して培養液と共に汚染地盤に注入する方法です。
この微生物は土着であり、外来種ではないため使用後に周辺の自然環境を変化させてしまうような二次災害は生じないと言われています。
しかし、油汚染の単位微生物当りの浄化能力は、油汚染の専門バイオとして開発された微生物より若干能力は落ちると言われております。
この点を克服するため、バイオスティミュレーションPLUSでは、地上にて土着微生物を大量培養し、汚染土壌に吹き込むことで地下水中に溶け込んだ有害な油分を分解除去する方法を採用しました。(質を量でカバー)
バイオスティミュレーションPLUSに使用する微生物と微生物培養液、補助剤(ミネラル、窒素、リン等の栄養源と微生物の活性を促す高濃度酸素水等)は、原位置に害の無い自然由来の物で構成されていますので、自然にやさしい油汚染浄化方法と言えます。

関連技術:高濃度酸素水による土壌浄化技術(特許出願)

バイオスティミュレーションPLUS実施の手順

  1. 汚染現場から試験体となる汚染土壌を採取し保存する。
  2. 汚染土壌中に生息する菌体を最適な培地で培養する。
  3. 培地上で培養された菌体をコロニー別に採取し保存する。
  4. コロニー別に遺伝子解析(PCR法)し、分解菌の属性を特定する。
  5. 特定した属性から分解菌の特性の調査から識別し保存する。
  6. 保存した分解菌の候補を用いて、増殖条件を特定する。
  7. 増殖条件下で分解菌の静的な分解能をスクリーニングする。
  8. 増殖条件下で利用できる分解菌の分解速度を特定する。

現位置微生物の特定

現地微生物培養装置のイメージ

現地微生物培養装置

高濃度酸素水発生ユニットについては高濃度酸素水による土壌浄化技術のページをご参照ください。